Author: nifex 更新頻度低下中。物理的には居ます。mail & msn mess. : nifex@saku2.comskype :nifexnifex当サイトはosakaフォントを使うと割と読みやすいかもしれませんがまぁ好きにするといいよこのサイトについて
やってきたのはとあるイオン。 ええ、勘の良い諸兄ならおわかりかと思いますが、 群馬の太田はショッピングモールの一角、イオンシネマ太田。 そう・・・昨日ああ書いた次の朝、いてもたってもいられなくなり 速攻で時かけツアーを敢行。 高速というものを知らない僕にしてみれば移動時間に片道2時間半もかかるという他人から見れば「よくやるよ」的な道中となりましたが、天気もよくドライブがてら気持ちよくお出かけすることができました。 いやぁウチのグラ子が吠える吠える。長距離高速運転もなかなかオツなもんです。両足はつりそうになりましたけどね。 ということで 僕がこのところ異常なほど愛してやまない時をかける少女。 いや、勝手に一人で盛り上がってるってのは自覚してるつもりですが、対照的に周りがさっぱり食いついてこないので開き直って一人でもっと盛り上がることにしました。今日のはそのキックオフということで。 (そんなことないよ!もりあがってるよ!というweb拍手待ってます) イオンシネマ太田では公開初日ということでなにかグッズプレゼント的なものがあることを期待してたのですが特になにもなく。宇都宮の公開初日のときはなんかあったらしいのになぁ・・・ まぁイオンシネマは今流行のシネコンですし。パンフすら売ってない大量観客動員型の劇場ですからね。仕方ないかな。 ( そういう意味ではテアトル宇都宮は実に映画館然としたたたずまいでいいですね。規模は大きくないですが味のある映画館としてあのまま変わらずずっと在って欲しいものです。) その代わり、 今日はなにやらたまたま群馬県民の日とかでなんと料金が1000円! ラッキーラッキー(群馬県民じゃないのにいいのか?)。 さて、2回目の時かけは・・・ ストーリーは全部解っているのに、それでも全然面白い。というかそれだからこそまた深く心に響くものがあるのです。 1回目では何とか耐えられていたシーンがことごとく決壊。 つまるところ大泣きですよ。なんていうんでしょう、心の準備ができてしまってるというか。「ここで・・・ここで!」というのを知ってしまっている為、えっ!!という視点で観るのとはまた違った響き方をするのです。 まぁ別にそれは時かけに限らず2回以上観る作品はみんなそうなんでしょうけど・・ 加えて音楽です。このところ寝ても覚めても時かけのサントラとガーネットのマキシばかり聴いていたのですが、改めて劇中で流れたときのあの得も言われぬ感慨深さといったら・・・! 特に、真琴が家を飛び出して千昭に会いに行くシーンで流れる「変わらないもの」。あれが心に響かない人とは僕は友達になれそうにありません。 そしてスタッフロールで流れる「ガーネット」。ロールも曲もまだ途中なのに終わった終わったと無神経に劇場を出て行く人が2、3人居たのですが、彼らにはあまり伝わるものが無かったのでしょう。上映中に携帯を鳴らすような残念な人は今回いなかったので良かったのですが、あれだけはちょっと悲しかったです。どうしてあの余韻を味わおうとしないのかなぁ・・・。 ま、価値観は人それぞれですからね。それぐらいに目くじらたてるほど厨ではないつもりですし、逆にそういう人が2、3人しか居なかったと思えば妙な一体感も生まれるというものですw さて、忘れてはいけないのが"演出"。これは例の絵コンテを読んで初めて意識的に気づけたのですが、監督の細田守氏の演出テクニックが随所にさりげなくちりばめられていて 観る側を(むしろ観る側自身すら気づかないうちに)物語へ引き込むようはたらきかけているのです。 それは例えば、 てんとう虫であったり桃であったり商店街の時計であったり理科準備室のシルエットであったり。 そもそもの原作での主人公である魔女おばさん(芳山和子)だったりするのも見逃せません(まぁこれは知らなければ気づかないんですが)。 貞本義行の絵も良いですね。勢いと繊細さを兼ね備えた絵柄は、この映画の雰囲気に実に良くマッチしていると思います。真琴の愛らしさはこの絵柄によってかなり加速されているかと。 ネタバレ無しで書く感想はこのぐらいが限度なのですが、このエントリによって一人でも「む、観てみるか」という人が増えればこれ幸いです。高校時代に熱い青春を謳歌した人、あるいはそんなのにあこがれてた人にとってはかなり堪らないはず。そんな「打てば響く」人々が世の中には沢山いると僕は信じてます。 まぁ話の矛盾はありまくりですけどね。SF的な視点から見てしまうとこれは全く駄目です。ただでさえ時間に関する話というのは辻と褄が難しいのに、そのへんの難しい話は一切放棄しちまってます。なのにストーリーに都合の良いように好き勝手進めている。故にうやむやにするしかない部分がかなり発生してしまっています。 が、いいんです。これはSFではなく青春映画なんですから! この映画はそのパラドックスさえも演出に使ってしまっているぐらいなのです。矛盾なんてくしゃくしゃーポイ。いいですか?そこは敢えてツッ込まないのが素敵な大人というものなんですよ。 では、2回目を終えた総評を発表しましょう。 「さて、3回目はいつにするかな」 実は割とマジです。
テーマ:時をかける少女 - ジャンル:映画
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