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 太平洋て波高いな


ほら、よくドラマとかでカッコよさげな俳優が「無性に海が見たくなって・・・」とか言ってるじゃないか。

山で育った僕にとって海に特別な思い入れは無いが、人がむしゃくしゃしたときや落ち込んだ時に無性に見たくなる程の効力があるんだろうと勝手に思っていた。青臭い青春みたいなもんには海ってのがなんか似合うんだろうと。





幸い僕には高校のクラスメートが海に近い大学に通っていた頃よく遊びに行っていた時の海の心当たりがあった。日立の海。極端な傾斜の坂がつづら折りになっている海岸線や強烈な潮風は僕もまだ学生だったあの頃を思い出す。





今日は天気が良く空もよく通った。ちょっと強すぎるんじゃないかというほどの潮風もそれほど寒く感じなくて済む。




適当に車を走らせて着いたのはどこかの埠頭だった。左手の柵の向こうは立ち入り禁止区域で工業的な雰囲気を存分に持った建物や船でいっぱいだった。実に不気味だったが柵のこちら側は釣り人でいっぱいだったのでちょっと散歩しようという気持ちにもなった。なんとか。





正直潮の匂いが強すぎるんじゃないか?とひねくれたことを考えながら堤防の上を歩く。





程なくして、件のクラスメートとよくうろうろした付近に来た。正直地理はよく解らなかったのでそいつの家にはたどり着けなかったが、見覚えのある場所に来れたのでよしとしよう。





どうせそいつの家に行ったところでそいつは居ないんだろうから。
実はもうそいつと連絡を取れなくなってから久しい。単に連絡先を無くしてしまってそれっきりなだけなんだが、俺が尊敬する数少ない友人の一人であるそいつは大学を卒業したら東京にでも行ってしまったに違いない。 あいつが社会で活躍しないはず無いのだから。ゲーム系のソフトウェアハウスを立ち上げるとか言ってた記憶があるのできっと今頃は実業家をやってるに違いない。


結局は昔を思い出してもの悲しくなるだけの海だった。
潮風に当たりすぎて髪がベトベトしてきたので帰ろうと思った。
へっ、もうこんなとこになんて来ねぇよ。



そんなには。


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テーマ:海のある風景 - ジャンル:写真

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(2007/06/17(日) 00:50)

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